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1. 入れ歯による口腔トラブルの種類

2. 入れ歯による口臭の原因

3. 入れ歯による口臭を防ぐケア

 
 
入れ歯を使用する方の中には、口臭などの口腔トラブルに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。特に入れ歯を正しくケアしないと、細菌の増殖による口臭や歯ぐきの炎症などの問題が発生する可能性があります。
今回は、入れ歯による口腔トラブルの種類や、口臭の原因、さらにその対処法について詳しく解説します。入れ歯を長く快適に使うためのケア方法を知り、健康な口腔環境を保ちましょう。
 
 

1. 入れ歯による口腔トラブルの種類

入れ歯は失った歯を補うための選択肢のひとつです。入れ歯を使用していると、口腔内でさまざまなトラブルが発生することがあります。一般的な入れ歯による口腔トラブルには、次のようなものがあります。
 

①歯ぐきの痛みや炎症

入れ歯がしっかりとフィットしていないまま長期間の使用を続けていると、歯ぐきに圧力がかかり、痛みや炎症が起こることがあります。このような状態が続くと、口腔内の健康に悪影響を与え、さらなるトラブルを引き起こします。
 

②粘膜のかぶれや口内炎

入れ歯と歯ぐきの間に食べ物のカスや汚れが溜まることで、細菌が増殖し、口内炎や粘膜のかぶれを引き起こす可能性があります。これにより、口腔内が痛み、食事や会話が困難になることも少なくありません。
 

③口臭の発生

入れ歯を適切に清掃しないと、食べ物のカスや細菌が蓄積し、口臭の原因になります。特に、入れ歯と歯ぐきの間に溜まった汚れが放置されると、細菌の繁殖が進み、口腔内の健康にも悪影響を及ぼすことがあります。
 
これらのトラブルを放置すると、口腔内の健康状態が悪化するだけでなく、口臭の原因にもつながります。そのため、早めの対処が重要です。
 
 

2. 入れ歯による口臭の原因

入れ歯を使用している人が経験する口臭の主な原因は、入れ歯のメンテナンス不足や、口腔内の細菌の増殖によるものです。具体的な原因をいくつか挙げると次のようになります。
 

①入れ歯の汚れや食べ物の残りカス

食事をした後、入れ歯に食べ物のカスが残ったまま放置されると、細菌が繁殖しやすくなります。この細菌が悪臭を放ち、口臭の原因となります。また、入れ歯自体がしっかり清掃されていない場合にも、食べ物のカスが付着し、細菌が発生しやすい環境となってしまいます。
 

➁入れ歯が適切にフィットしていない

入れ歯がしっかりフィットしていない場合、入れ歯と歯ぐきの間に食べ物のカスが溜まりやすくなり、細菌の増殖が促進されます。そして、口臭が発生しやすくなります。また、緩んだ入れ歯は口の中を傷つけることがあり、歯ぐきや粘膜の炎症を引き起こすこともあります。
 

➂口腔内の乾燥

唾液は口腔内を綺麗にする力(自浄作用)を持ち、細菌の繁殖を抑える役割を果たしています。しかし、入れ歯を使用していると、唾液の分泌が減少しやすくなり、口腔内が乾燥することがあります。口腔内が乾燥すると、口臭の原因となる細菌が繁殖しやすくなります。
 

④入れ歯の素材の劣化

入れ歯の素材自体が長年使用されることで劣化し、細菌が増殖しやすい環境を作り出すことがあります。この場合、入れ歯の交換や調整が必要となる場合があります。
 
口臭は、本人にとっても周囲にとっても気になる問題です。これらの原因を理解し、日々のケアを徹底することが、口臭を防ぐための第一歩です。
 
 

3. 入れ歯による口臭を防ぐケア

入れ歯による口臭を防ぐためには、毎日のケアが大切です。以下のようなポイントを守ることで、口臭の発生を予防に繋がります。
 

①毎日の清掃を徹底する

入れ歯は毎日しっかりと清掃することが大切です。入れ歯専用のブラシや洗浄剤を使用して、入れ歯全体を丁寧に洗いましょう。特に食べ物のカスや細菌が付着しやすい部分に注意して清掃することで、口臭を予防できます。また、入れ歯の清掃後は、しっかりと乾燥させることが重要です。
 

➁口腔内のケアも忘れずに行う

入れ歯だけでなく、口腔内のケアも怠らないようにしましょう。入れ歯を外した後は、歯ぐきや舌、口腔内全体を優しくブラッシングして、細菌の繁殖を防ぎます。また、マウスウォッシュを使用することも効果的です。特に舌は磨き残しが多いので気をつけましょう。
 

➂定期的に歯科医院で入れ歯をチェック・調整する

入れ歯は時間とともに変形したり、フィット感が失われたりすることがあります。定期的に歯科医院で入れ歯のチェックを受け、適切なフィット感を維持することが、口臭予防のためには重要です。また、入れ歯の素材が劣化している場合や、破損している場合は、早めに交換や修理を行いましょう。
 

④夜間の入れ歯の取り外しと保管方法

就寝時には入れ歯を外し、清潔な状態で保管することが推奨されます。入れ歯をそのまま装着して寝ると、口腔内の乾燥や細菌の増殖を引き起こし、口臭の原因になることがあります。入れ歯を外した後は、専用の洗浄液に浸けて保管し、朝には再度清潔な状態で装着しましょう。(ただし場合によっては、入れ歯をつけた状態で就寝された方が良い方もいらっしゃいます。歯科医師の指示を仰ぐようにしてください。)
 

⑤バランスの取れた食事と水分摂取

唾液の分泌を促進するためには、バランスの取れた食事と十分な水分摂取が重要です。特に、乾燥しやすい口腔内を潤すためには、こまめな水分補給が効果的です。また、歯ごたえのある食べ物を適度に噛むことで唾液の分泌が促進され、口腔内の清掃作用が高まります。また唾液腺マッサージも効果的です。
 
 
入れ歯を使用する際には、日常的なケアと定期的なメンテナンスが不可欠です。口腔トラブルや口臭を防ぐためには、入れ歯の正しい清掃や適切な保管が大切です。さらに、定期的に歯科医院でチェックを受けることで、入れ歯のフィット感を保ち、快適に使用し続けることができます。今回ご紹介したケアのポイントを参考にして、健康的な生活を送りましょう。
 
 
ファミリーとシニアの歯科医院 イオン福島診療所では患者さんが安心して治療を受けられるようサポートいたします。入れ歯に関するお悩みやご相談は気兼ねなくお申し付けください。
 
 

 
 


監修
 ファミリーとシニアの歯科医院 イオン福島診療所
院長・歯科医師 山下 敬太



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1. 入れ歯のお手入れを怠るとどうなる?

2. 入れ歯の正しいお手入れの手順

3. 入れ歯の間違ったお手入れとそのリスク

 
 
入れ歯は、失った歯の機能を補うだけでなく、口元の見た目や食生活を豊かにしてくれる重要な役割を担っています。しかし、適切なケアを怠ると、入れ歯の使用感や見た目が損なわれるだけでなく、口腔内の健康に悪影響を及ぼすこともあります。
今回は、入れ歯を長く快適に使い続けるための正しいお手入れ方法や、誤ったケア方法についても解説します。入れ歯を清潔に保ち、快適に使用するために、ぜひ参考にしてください。
 
 

1. 入れ歯のお手入れを怠るとどうなる?

入れ歯のお手入れを怠ると、さまざまな問題が発生します。
 

①口臭の原因になる

入れ歯に食べかすやプラーク(歯垢)が付着することで、細菌が繁殖しやすくなり、口臭の原因となります。
口臭は他の人に不快感を与えるだけでなく、患者さん自身も気になるものです。
特に入れ歯を清潔に保つことを怠ると、これらの細菌が増殖し、口腔内の健康に悪影響を及ぼします。
 

②入れ歯の劣化が進む

汚れが蓄積することで入れ歯自体が劣化しやすくなります。
特に入れ歯は使い続けると表面が傷つきやすく、そこに汚れが溜まって硬化するため、しつこい汚れが取れにくくなります。放置すれば、変色や臭いが増すほか、最終的には入れ歯が壊れることにも繋がりかねません。
また、入れ歯が劣化すると変色等で見た目にも影響を及ぼすため、入れ歯を付けることに抵抗感が生じる可能性もあります。
 

➂噛み合わせが悪くなる

入れ歯のお手入れを怠った結果、入れ歯の噛み合わせが悪くなることもあります。その場合、最終的には修理や交換が必要になることもあるでしょう。
 
こうした問題を未然に防ぐためにも、日常的なケアが必要不可欠です。
 
 

2. 入れ歯の正しいお手入れの手順

入れ歯を長持ちさせ、快適に使い続けるためには、正しいお手入れ方法を日々の習慣に取り入れることが大切です。以下に基本的なお手入れの手順を紹介します。
 

①食後に入れ歯を軽く洗う

食事の後には、入れ歯を外し、流水で軽く洗い流すようにしましょう。食べかすがついたままになると、細菌が繁殖しやすくなります。この時、硬いブラシを使用すると入れ歯に傷がつく可能性があるため、必ず柔らかい入れ歯専用ブラシを使って丁寧に洗うことが大切です。
 

②専用洗浄剤でのしっかりした洗浄

毎日1回は、入れ歯専用の洗浄剤に浸けて洗浄を行うことで、細菌やカビの繁殖を防ぎ、清潔を保つことができます。洗浄剤はブラシや流水だけでは落としきれない汚れを効果的に除去し、入れ歯を清潔に保つために欠かせません。洗浄時間は製品の指示に従い、長時間のつけ置きは避けましょう。
 

③乾燥させずに保管する

入れ歯は乾燥に弱いため、保管する際は水や専用の保管液に浸しておくことが望ましいです。乾燥した状態で放置すると、入れ歯の素材がひび割れたり変形する可能性があり、結果として使用感や耐久性が低下します。
 

④定期的な歯科医院でのチェック

定期的に歯科医院で入れ歯のチェックやメンテナンスを受けることも重要です。入れ歯は日々の使い方や食事内容によって状態が変化します。歯科医院でのチェックを通じて、異常がないか確認し、必要であれば調整を行うことで、入れ歯を快適に長く使用できます。
 
このように、正しい手入れを日常的に行うことで、入れ歯の寿命を延ばし、快適な使用感を保つことができます。
 
 

3. 入れ歯の間違ったお手入れとそのリスク

正しいお手入れ方法がある一方で、入れ歯を傷つけたり劣化させたりする誤ったケアも知っておきましょう。以下は入れ歯の寿命を縮める可能性があるよくある誤ったお手入れ方法です。
 

①熱湯で洗浄する

入れ歯を熱湯で洗うと、素材が変形し、元の形状を保てなくなる可能性があります。特にプラスチック製の入れ歯は熱に弱いため、必ず常温の水やぬるま湯を使うようにしましょう。熱によるダメージは修復が難しいため、特に注意が必要です。
 

②硬いブラシでゴシゴシ洗う

硬いブラシで入れ歯を強く磨くと、表面に細かな傷がつきやすくなり、その傷に細菌が溜まりやすくなります。入れ歯専用の柔らかいブラシを使って、優しく磨くことが重要です。細かな傷がつくと見た目も悪くなり、清潔感も損なわれます。
 

③洗浄剤を使わず流水だけで洗う

流水で洗うだけでは細菌やカビが残ることがあり、入れ歯を衛生的に保つことが難しくなります。専用の洗浄剤は、入れ歯を清潔に保つために重要なアイテムですので、日々のケアに取り入れることが望ましいです。
 

④乾燥したまま保管する

乾燥した状態で保管すると、入れ歯の素材がひび割れたり変形しやすくなります。特に夜間に長時間保管する際は、必ず水や保管液に浸けて保湿を保つようにしましょう。乾燥を防ぐことで入れ歯の状態を良好に保つことができます。
 
入れ歯は、適切なケアをすることで長持ちし、快適に使い続けることが可能です。日々のお手入れが、入れ歯の寿命と快適さに大きな影響を与えます。
 
 
ファミリーとシニアの歯科医院 イオン福島診療所では、入れ歯に関する疑問やメンテナンスの相談を随時受け付けております。
福島市で入れ歯のお手入れに関するご質問やご不明な点があれば、ぜひファミリーとシニアの歯科医院 イオン福島診療所までお気軽にご相談ください。
 
 

 
 


監修
 ファミリーとシニアの歯科医院 イオン福島診療所
院長・歯科医師 山下 敬太



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1. 部分入れ歯と総入れ歯の違いとは?入れ歯の種類とその特徴

2. 部分入れ歯は何本から?1本からでも作れる?

3. 部分入れ歯から総入れ歯に切り替えるタイミング

4. 入れ歯の手入れ方法と長持ちさせるためのポイント

 
 
歯を失ったことで生じる問題は、見た目や発音だけではありません。噛む力が低下し、消化機能にも影響を与えることがあります。また、歯がない部分に他の歯が移動し、歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼすこともあります。
そこで、歯を補うための治療法として「入れ歯」があります。
 
今回は、部分入れ歯と総入れ歯の違い、部分入れ歯を何本から作成できるのか、また部分入れ歯から総入れ歯へ切り替えるタイミングについて詳しく解説します。
 
 

1. 部分入れ歯と総入れ歯の違いとは?入れ歯の種類とその特徴

入れ歯には大きく分けて「部分入れ歯」と「総入れ歯」の2種類があります。
それぞれの特徴や使用される場面を確認しましょう。
 

部分入れ歯

部分入れ歯は、1本以上の歯を失った際に、失われた部分だけを補うための入れ歯です。周囲に残っている健康な歯に「クラスプ」と呼ばれる留め金を使って固定します。これにより、しっかりとした安定性を保ちながら、失った歯の機能を回復します。部分入れ歯は1本からでも作成が可能で、手軽に咀嚼機能を取り戻せるため、幅広い年齢層の患者さんに利用されています。
 

総入れ歯

総入れ歯は、すべての歯を失った場合に使用される入れ歯です。上顎や下顎の歯茎全体にフィットし、吸着力や密着性を利用して固定します。総入れ歯は、噛む力や発音を改善します。すべての歯がなくなった場合の治療法として、総入れ歯は生活の質を向上させる手段となります。
 
総入れ歯と部分入れ歯のいずれを選ぶにしても、定期的な調整や清掃が欠かせません。自分に合った入れ歯を選び、しっかりとしたメンテナンスを行うことで、長期間にわたって快適に使用できるでしょう。
 
 

2. 部分入れ歯は何本から?1本からでも作れる?

部分入れ歯は、歯を1本だけ失った場合でも作成可能です。失った歯の本数に応じて、入れ歯の設計が変わります。
では、具体的にどのようにして1本だけ失った場合の入れ歯が作られるのかを見ていきましょう。
 

1本の歯を失った場合

単独の歯の欠損は、部分入れ歯で補うことができます。これにより、周囲の歯を保護し、咀嚼機能を回復できます。
例えば、前歯を1本失った場合、審美的な問題だけでなく、発音や噛む機能にも影響が出るため、早めの治療が求められます。
また、1本だけの部分入れ歯には、「ノンクラスプデンチャー」も選択肢としてあります。この入れ歯は、金属フックを使用しないため見た目が自然で入れ歯だと気づかれにくいのが特徴です。特に前歯のような目立つ部分にはおすすめの選択肢です。
 

数本の歯が欠損している場合

複数の歯が失われた場合でも、部分入れ歯を作成することで、自然な見た目を保ちつつ、噛む力を回復できます。
部分入れ歯を作成する際には、患者さんの歯並び、歯茎の状態、残っている歯の強度を考慮して設計されます。
また部分入れ歯は、歯の欠損範囲が小さい場合に適した治療法ですが、インプラントと組み合わせることで、入れ歯の安定性が向上し、より快適な使用が可能になることもあります。
 
 

3. 部分入れ歯から総入れ歯に切り替えるタイミング

部分入れ歯を使用している方にとって、総入れ歯への切り替えは大きな決断です。
切り替えのタイミングは、個々のお口の状態や健康状態によって異なるため、慎重に判断する必要があります。
以下の状況では、総入れ歯への移行を検討することが重要です。
 

残存歯が少なくなった場合

部分入れ歯を使用している間に、歯周病やむし歯によって残存する歯が失われることがあります。残存歯が少なくなると、部分入れ歯の安定性が低下し、食事や会話が困難になることもあります。このような場合、総入れ歯への切り替えが考えられます。
 

口腔内の変化

加齢やその他の健康問題により、口腔内の状況は変わります。
特に、歯周病やその他の疾患が進行すると、歯の健康が悪化し、部分入れ歯では対応できなくなることがあります。
このような場合、歯科医師と相談の上、総入れ歯への切り替えを考えることが必要です。
 
切り替えを決定する際には、歯科医師に口腔内の状態を診断してもらいましょう。
 
 

4. 入れ歯の手入れ方法と長持ちさせるためのポイント

入れ歯を長持ちさせるためには、日々の手入れが重要です。適切なケアを行うことで、入れ歯の清潔さを保ち、快適な使用感を維持できます。
 

①毎日の清掃

入れ歯は、使用後に専用のブラシを使って清掃し、口腔内の細菌や汚れを取り除きましょう。特に、食べ物のカスが残りやすい部分をしっかりと磨くことが大切です。
 

➁入れ歯専用洗浄剤の使用

水洗いや歯磨きだけでは除去できない汚れや臭いを取り除くために、専用の洗浄剤を使用することが推奨されます。入れ歯専用の洗浄剤を使って定期的に洗浄し、入れ歯を清潔に保ちましょう。
 

③保管の際の保湿

入れ歯を外している間は、乾燥させないように保管することが重要です。入れ歯は乾燥すると変形する可能性があるため、専用のケースに水を入れて保管することを推奨します。特に長時間入れ歯を外す際には、水に浸しておくことで入れ歯の状態を保つことができます。
 

④定期的な調整とメンテナンス

入れ歯は時間とともに歯茎や骨の変化によりフィット感が変わります。定期的に歯科医院でのチェックを受け、適切な調整を行うことで、入れ歯の寿命を延ばし、快適に使用し続けることができます。
 
 
入れ歯は、失われた歯を補い生活の質を高めるための一つの重要な手段です。適切な種類の入れ歯を選び、使用を開始するタイミングを見極めることで、より快適な日常生活を送ることができます。入れ歯に関する選択は、自分の生活スタイルや健康状態に合わせて最も適したものを選ぶことが大切です。
 
 
ファミリーとシニアの歯科医院 イオン福島診療所では患者さんが安心して治療を受けられるようサポートいたします。入れ歯に関するお悩みやご相談は気兼ねなくお申し付けください。
 
 

 
 


監修
 ファミリーとシニアの歯科医院 イオン福島診療所
院長・歯科医師 山下 敬太



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1.入れ歯を清潔に保つ正しい洗い方

2.入れ歯の保管方法を解説

3. 使わなくなった入れ歯の長期保存方法と注意点

4. 入れ歯のメンテナンスの重要性

 
 
入れ歯を快適に使い続けるためには、正しいお手入れと保管が非常に重要です。
入れ歯は長期的な使用に耐えるように作られていますが、ケアや管理を怠ると、劣化や衛生問題などが発生しやすくなります。

今回は、日常の入れ歯の洗い方や保管方法、そして長期保存の際の注意点について、詳しく解説します。
入れ歯のメンテナンスは少し面倒に感じるかもしれませんが、正しい知識を持つことで、長く健康的に使用できるようになるでしょう。
 

1. 入れ歯を清潔に保つ正しい洗い方

まず、入れ歯を使用している患者さんにとって最も大切なことは、入れ歯を常に清潔に保つことです。
口の中は細菌が繁殖しやすい環境であり、入れ歯も同様です。食事の後や毎晩寝る前に、適切に洗浄することが必要です。
以下に、入れ歯を清潔に保つための基本的な洗い方を説明します。
 

入れ歯の洗浄手順

 

➀流水で入れ歯に付いた汚れを洗い流す

最初に、流水で入れ歯を軽くすすぎ、表面についた食べかすや汚れを取り除きます。この時、冷水を使用してください。熱湯を使うと入れ歯が変形する可能性があるため、避けましょう。
 

➁専用の入れ歯洗浄剤を使用する

専用の洗浄剤を使用して、より徹底的に入れ歯を洗浄しましょう。入れ歯洗浄剤は、入れ歯の細かな部分に入り込んだ汚れや細菌を効果的に取り除くことができます。
 

➂柔らかいブラシでやさしく磨く

入れ歯専用のブラシを使って、表面や金具部分を優しく磨きます。この時、研磨剤入りの歯磨き粉は使用しないでください。研磨剤が入れ歯を傷つける可能性があります。特に入れ歯の接触面や細部は、丁寧にブラッシングしましょう。
 

➃洗浄後はしっかりすすぐ

洗浄剤や洗剤の成分が残らないよう、流水で十分にすすぎます。洗剤の成分が残っていると、お口の中に刺激を与える場合があります。
 
 

2. 入れ歯の保管方法を解説

入れ歯を正しく保管することも、入れ歯を長持ちさせるために欠かせません。
特に夜間の保管方法は、入れ歯の寿命に大きく影響を与えます。
以下は、日常生活での入れ歯の保管方法についての解説です。
 

➀寝る時には必ず外す

入れ歯は、寝ている間に必ず外すようにしましょう。入れたまま眠ると、歯ぐきに負担がかかり、歯ぐきの血行不良や損傷の原因になることもあります。また、入れ歯を外すことで、歯ぐきが休息できる時間を確保できます。外した入れ歯は、専用のケースに入れて保管しましょう。
 

➁水または洗浄液に浸ける

入れ歯を外した後は、水や専用の洗浄液に浸けて保管します。乾燥した状態で放置すると、入れ歯が変形したり、ひび割れたりする恐れがあるため、保湿は欠かせません。
特に洗浄液を使用することで、清潔を保ちながら保管できます。
 

➂専用ケースに保管する

入れ歯を保管する際には、専用のケースを使用しましょう。ケースを使うことで、入れ歯が物理的に損傷するリスクを減らせます。ケースの中も清潔に保つため、定期的に洗浄してください。
 
 

3. 使わなくなった入れ歯の長期保存方法と注意点

一時的に入れ歯を使わなくなったり、新しい入れ歯に替えた場合、古い入れ歯をどう保管すべきか悩む方も多いでしょう。そんな時、古い入れ歯を長期保存する場合には、いくつかの注意点があります。
 

①洗浄してから保存

長期保存する際にも、まず入れ歯をしっかり洗浄してから保管することが大切です。
保存前に汚れを落とし、入れ歯専用洗浄剤を使用してお手入れすることで、入れ歯の劣化を防ぐことができます。
 

②乾燥させない

入れ歯は乾燥に弱いため、長期保存時も湿度を保つことが重要です。長期間使わない場合でも、水や専用の保管液に浸しておくことで、入れ歯の変形やひび割れを防ぐことができます。
 

③保管場所の選び方

入れ歯を保管する場所は、直射日光が当たらず、温度や湿度が安定している場所を選びましょう。湿度が極端に高かったり、低かったりすると、入れ歯の素材に悪影響を与える可能性があります。
 

④使用再開前には歯科医師のチェックを

長期間使わなかった入れ歯を再び使用する際は、必ず歯科医師にチェックしてもらいましょう。入れ歯が変形していないか、お口の中に問題がないかを確認し、必要に応じて調整してもらいましょう。
 
 

4. 入れ歯のメンテナンスの重要性

入れ歯を正しく保管し長く使い続けると、お口の中の状態や入れ歯そのものに変化が現れることがあります。また、定期的なメンテナンスを怠ると、入れ歯の不具合やお口の中でトラブルが発生する可能性があります。ここでは、メンテナンスの重要性について解説します。
 

入れ歯のメンテナンスの重要性

 

①顎の骨や歯ぐきが変化する可能性がある

入れ歯は長期間使用していると、顎の骨や歯ぐきが変化する可能性があり、初めはフィットしていた入れ歯が合わなくなることがあります。定期的に歯科医院で調整を受けることで、快適な使用感を維持することができます。
 

➁入れ歯の劣化や変形が起きる

正しいお手入れにより入れ歯を長期間使用できたとしても、入れ歯は永久に使えるものではありません。長期間同じ入れ歯を使用すると、劣化や変形が徐々に進み、お口の中でトラブルを引き起こすことがあります。定期的に歯科医院で状態を確認し、新しい入れ歯が必要かどうかをチェックを受けることが大切です。
 
入れ歯は毎日使うものですので、メンテナンスを怠ると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。また、長く快適に使用するためには、歯科医院での定期的なチェックとメンテナンスが必要です。
 
 
入れ歯を長く快適に使い続けるためには、毎日の適切なお手入れと保管が非常に重要です。

正しい洗浄方法や保管方法、そして定期的なメンテナンスの重要性をしっかりと理解し、健康なお口の状態を維持していきましょう。
 
ファミリーとシニアの歯科医院 イオン福島診療所では、入れ歯に関するご相談を受け付けておりますので、福島市周辺でお困りの際はお気軽にご相談ください。正しいケアとメンテナンスで、入れ歯を長持ちさせましょう。

 
 


監修
 ファミリーとシニアの歯科医院 イオン福島診療所
院長・歯科医師 山下 敬太



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1. 入れ歯の着色汚れ・黒ずみの原因

2. 入れ歯の黒ずみを防ぐためのケア方法

3. 入れ歯をお手入れする際の注意点

 
入れ歯は、失った歯の代わりとして非常に重要な役割を果たしますが、長期間使用していると黒ずみが発生することがあります。これは見た目や衛生面で気になる問題です。今回は、入れ歯の黒ずみの原因、取り除き方、さらに予防方法について詳しく解説します。
 

1. 入れ歯の着色汚れ・黒ずみの原因

 
入れ歯の黒ずみは、見た目だけでなく、衛生面や口腔内の健康にも影響を与える可能性があります。この黒ずみの原因はさまざまですが、主に以下の原因が考えられます。
 

①食べ物や飲み物の着色

コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなどの着色性の高い飲食物は、入れ歯の表面に色素を付着させることがあります。特に、長期間にわたってこれらの飲み物や食べ物を摂取することで、黒ずみが蓄積しやすくなります。
 

②タバコのヤニ

喫煙によるタールやニコチンの影響で、入れ歯が黄色や茶色に変色し、それが進行して黒ずみへと変わることがあります。特に、長期間喫煙している方は、この問題が起きやすいです。
 

③プラークや歯石の付着

入れ歯も歯と同様に、適切なケアを怠るとプラークや歯石が付着します。これが硬化してくると、黒ずんだり、茶色っぽい汚れが落ちにくくなり、見た目に悪影響を与えるだけでなく、口臭の原因にもなります。
 

④細菌やカビの繁殖

入れ歯の素材や表面の小さな傷に細菌やカビが繁殖することで、黒ずみが発生することもあります。特に、夜間に入れ歯を外さずにそのまま使っている場合や、入れ歯の保管方法が不適切な場合に発生しやすくなります。
 
 

2. 入れ歯の黒ずみを防ぐためのケア方法

入れ歯の黒ずみを防ぐためには、日々のケアがとても重要です。
以下の方法を行うことで、黒ずみの予防が可能です。
 

①入れ歯用ブラシでのケア

入れ歯は、天然の歯と同様に毎日のブラッシングが必要です。入れ歯用ブラシや硬めの歯ブラシを使用し、入れ歯の表面や留め金の部分を優しく磨くことで、プラークや食べ物の汚れを効果的に除去できます。
 

②食後は必ず洗浄する

食事後は必ず入れ歯を外して流水で洗い流しましょう。これにより、黒ずみの原因となる食べ物のカスや細菌の繁殖を防ぐことができます。
 

③着色しやすい飲食物を控える

コーヒーや紅茶、ワイン、カレーなど、着色性の高い飲食物を過剰に摂取すると入れ歯が着色しやすくなります。着色しやすい食べ物や飲み物を控え、食後にしっかり洗浄する習慣をつけることで着色の予防ができます。
 

④歯科医院での定期的なクリーニング

歯科院院では、入れ歯をクリーニングしてもらうことができます。プラークや歯石を取り除いたり、専用の薬剤を使用し、超音波の洗浄機にかけることで入れ歯をきれいにすることができます。歯石などの頑固な汚れも除去できます。
 

⑤入れ歯を長時間装着しない

入れ歯を長時間装着することで、細菌が繁殖しやすくなり、黒ずみの原因となることがあります。
就寝時には入れ歯を外し、乾燥させないために、必ず水や洗浄液に浸けて保管しましょう。
 

⑥入れ歯洗浄剤を使用する

入れ歯洗浄剤を使用することで、着色汚れや黒ずみを予防できます。部分入れ歯用なのか総入れ歯用なのかで使用する製品が変わるため、適切に選びましょう。
 
 

3. 入れ歯をお手入れする際の注意点

誤った方法でのお手入れは、入れ歯を傷めてしまうこともあります。
ここでは、入れ歯のお手入れの際に注意すべきポイントを解説します。
 

①熱湯で洗浄・消毒しない

入れ歯は、高温に弱い素材でできているため、熱湯を使用して洗浄すると変形してしまうことがあります。特にプラスチック部分は、熱により縮んだり、歪んだりする可能性があるので、必ず常温またはぬるま湯で洗浄するようにしましょう。
 

②研磨剤入りの歯磨き粉を使わない

研磨剤入りの歯磨き粉を使用すると、入れ歯の表面に細かい傷がついてしまうことがあります。傷がつくと汚れが付きやすくなり、黒ずみや着色の原因となります。入れ歯専用の洗浄剤やフォームを使用し、やさしく磨くよう心掛けましょう。
 

③入れ歯用ブラシの選び方に気を付ける

入れ歯を洗浄する際に使用するブラシは、なるべく専用の入れ歯ブラシを選びましょう。専用のブラシは、入れ歯の複雑な部分を隅々まで磨くことができます。
 

④専用の薬剤を使用する

市販の漂白剤は、入れ歯の素材を傷めてしまうことがあります。特に、金属部分がある入れ歯の場合、錆びや腐食の原因となることもあります。必ず入れ歯専用の洗浄剤を使用し、化学的に強すぎる成分が含まれたものは避けましょう。また、入れ歯用洗浄剤を使用した後は、しっかりと水ですすぐことも忘れないでください。
 

⑤慎重に入れ歯の取り外しを行う

入れ歯は、ちょっとした衝撃でも割れたり変形する可能性があるため、取り外しや装着の際は慎重に扱う必要があります。シンクや洗面所の上で入れ歯を扱う際は、シンクに水を張っておくと、万が一落としてしまった時でも破損を防ぐことができます。
 

⑥専用のケースに保管する

入れ歯を使わない時は、専用のケースに保管することをおすすめします。清潔な専用ケースを使い、乾燥しないように水や洗浄液に浸けておくと、入れ歯を長持ちさせることができます。また、ケース内の水を定期的に交換し、入れ歯が雑菌に触れないように心がけましょう。適切な保管方法を取ることで、入れ歯の劣化や黒ずみの予防することができます。
 
 
入れ歯の黒ずみは、日々の正しいお手入れと専用の洗浄剤を使ったケアがを行うことで予防することができます。また、入れ歯を正しく取り扱うことで、きれいな状態を保つことができ、歯の健康も守ることができます。定期的に歯科医院でチェックを受けることが大切です。
福島市で入れ歯の不具合や汚れが気になる際は、ファミリーとシニアの歯科医院 イオン福島診療所にご相談ください。
 
 


監修
 ファミリーとシニアの歯科医院 イオン福島診療所
院長・歯科医師 山下 敬太



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1. 抜歯した場合の治療法

2. インプラントのメリット・デメリット

3. 入れ歯のメリット・デメリット

4. インプラントと入れ歯はどっちを選ぶべき?

 

1. 抜歯した場合の治療法

歯を失ったとき、治療法として選べるのは主にインプラント、入れ歯、そしてブリッジです。それぞれに特徴があり、どの方法が最適かは、患者様の状態やライフスタイルによって異なります。ここでは、これらの治療法の違いを詳しく解説していきます。
 

インプラント

インプラントは、人工の歯根を顎骨に埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。天然の歯に近い見た目や機能を再現でき、他の歯に負担をかけることなく単独で支えることができます。歯根の役割を果たすため、骨の健康を保つ効果も期待されます。
 

入れ歯

入れ歯は、歯を失った部分に取り外し可能な人工歯を装着する方法です。部分入れ歯や総入れ歯といったタイプがあり、比較的手軽に失った歯を補うことができます。歯科医院で作成されたものを自身で装着し、日々のお手入れを行う必要があります。
 

ブリッジ

ブリッジは、失った歯の両側にある健康な歯を削って支えとし、連結された人工歯を装着する方法です。固定式の治療法で、装着後は自然な見た目と機能を取り戻すことができます。しかし、両隣の健康な歯に負担をかけるため、歯の健康に影響を与えることがあります。
 
抜歯後、失った歯を補う治療法としては、以上の3つがあります。それぞれの特徴を理解して、自分に合った治療法を選ぶことが大切です。
 
今回は以下にインプラントと入れ歯について詳しく解説していきます。
 

2. インプラントのメリット・デメリット

まずはインプラントのメリットとデメリットについて詳しく解説します。
 

メリット①天然歯に近い見た目と機能

インプラントは、見た目や咀嚼力が天然歯に非常に近いため、周囲からはほとんどわからないほど自然に見えます。また、噛む力も天然の歯と同様に強いため、食事をしっかりと楽しむことができます。
 

メリット➁骨の健康を保つ

インプラントは顎の骨に直接埋め込まれるため、歯根の代わりを果たします。これにより、骨が痩せてしまうリスクを減らし、顔の輪郭を保つことができるという利点があります。
 

メリット➂隣接する歯に影響を与えない

ブリッジのように隣の健康な歯を削る必要がなく、他の歯に負担をかけないのがインプラントの大きな特徴です
 

デメリット➀手術が必要

インプラント治療では、顎骨に人工歯根を埋め込むため、外科手術が必要です。これには手術のリスクや回復期間が伴います。
 

デメリット➁高額な費用

インプラントは他の治療法に比べて費用が高くなる傾向があります。治療全体のコストが大きくなるため、金銭的な負担が大きくなりやすいです。
 

デメリット➂治療期間が長い

インプラントは、手術後、骨と人工歯根がしっかり結合するまで時間がかかります。通常、数カ月間の治癒期間を要するため、即時の治療完了は望めません。
 

3. 入れ歯のメリット・デメリット

次に、入れ歯のメリットとデメリットについて詳しく解説します。
 

メリット①比較的低コストで治療が可能

入れ歯は他の治療法に比べて費用が安く、保険が適用されることが多いです。そのため、比較的手軽に歯を補うことができます。
 

メリット➁手術が不要

入れ歯は取り外し可能なため、手術を伴わない治療法です。外科手術を避けたい方にとって、安心して治療を進められる選択肢です。
 

メリット➂即効性がある

入れ歯は作成後、すぐに使用できるため、短期間で歯の機能を回復することができます。急ぎで歯を補いたい場合には、有効な治療法です。
 

デメリット①見た目が自然でない場合がある

入れ歯は取り外し可能な構造上、どうしても自然な歯の見た目には劣ることがあります。特に、部分入れ歯の場合、金属の留め具が目立ってしまうことがあります。
 

デメリット➁咀嚼力が弱い

インプラントやブリッジと比較すると、入れ歯は咀嚼力が劣ります。硬いものや粘りのある食べ物を食べる際には、違和感を感じることがあるかもしれません。
 

デメリット➂手入れが必要

入れ歯は取り外して毎日清掃する必要があります。また、定期的に調整が必要で、適切なフィット感を維持するために、歯科医院でのメンテナンスが不可欠です。
 

4. インプラントと入れ歯はどっちを選ぶべき?

繰り返しですが、歯を失った場合の治療法には、インプラント、入れ歯、ブリッジの3つの選択肢があります。今回はインプラントと入れ歯について解説しましたが、それぞれの治療法にはメリット・デメリットがあり、患者さんのニーズやライフスタイルに応じて最適な方法を選ぶことが大切です。
 
インプラントは、天然歯に近い見た目と機能を再現でき、骨の健康を保つ効果がある一方で、費用が高く、手術が必要です。
入れ歯は比較的低コストで手軽に使用でき、手術が不要な利点がありますが、定期的なメンテナンスが必要です。
 
治療法の選択に迷われた場合は、まずは歯科医院に相談し、適切なアドバイスを受けることをおすすめします。
 
ファミリーとシニアの歯科医院 イオン福島診療所では、特に入れ歯治療の相談を多く頂いています。
患者さんのご希望や健康状態に合わせて、最適な治療法をご提案いたします。お気軽にご相談ください。


監修
 ファミリーとシニアの歯科医院 イオン福島診療所
院長・歯科医師 山下 敬太



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▼目次

1.入れ歯の装着による違和感

2. 入れ歯に少しでも早く慣れる方法

3. 入れ歯にどうしても慣れないときの対策

4. 入れ歯を長く快適に使用するために

 

1.入れ歯の装着による違和感

装着した入れ歯に慣れるまでの期間、違和感を感じることがあります。
具体的にどのような違和感を感じることがあるのか、ご説明いたします。

➀初めて使用することによる異物感

初めて入れ歯を装着される患者さんは、口の中の異物感により、違和感や痛みを感じることがあります。
この違和感は誰もが感じるものであり、一般的には、1ヶ月程度で徐々に慣れてくることが多いです。

➁普段通り噛めない

入れ歯を装着する事により、口の中の噛み合わせのバランスが変わります。
このため、食事の際に噛む力が不安定になり、普段通りに噛めないと感じることがあります。
特に、硬い食べ物を食べる時や、粘り気のある食べ物を噛むときにこの違和感を感じやすいです。

➂発音しづらい

入れ歯が口の中にあることにより、舌の動きが制限されるため、発音が不明瞭で、うまく話せないことがあります。
また、口の周りの筋肉や舌の筋肉の使い方にも変化が出るため、発音に慣れるまでに少し時間がかかることがあります。

このような違和感は、初めて入れ歯を装着する場合感じることが特に多いですが、通常は時間とともに徐々に慣れていきます。
少しでも早く入れ歯の違和感に慣れ快適に使用いただく方法を試してみましょう。

2. 入れ歯に少しでも早く慣れる方法

失った歯を入れ歯で補うことで、快適な食事や自然な会話ができるようになります。
より快適な日常生活を送るために、少しでも早く入れ歯に慣れる方法をご説明いたします。

➀口の筋肉のトレーニング

入れ歯を装着することで、口の筋肉の使い方が変わります。
特に初めは筋肉が疲れやすいことがありますので、口を大きく開けて数秒間キープする、または舌を上下左右に動かす運動を行うと効果的です。
これにより、口の筋肉が適切に動き、入れ歯の安定感も向上します。

➁話す練習をする

言葉をはっきりと発音するためには、入れ歯を正しくフィットさせることが重要です。
入れ歯を使って、普段から声を出す練習をすると良いでしょう。
最初は発音が不明瞭になることもあるかもしれませんが、繰り返し練習することで口の中の感覚に慣れていきます。

➂食事のトレーニング

食事の際、最初は柔らかい食べ物から始めて、徐々に硬い食べ物を増やしていくと良いでしょう。
特に入れ歯の安定性を確認しながら、少しずつ慣れていくことが大切です。
また、食事中に入れ歯が動いてしまわないよう、意識することも重要です。

日常生活に、このようなトレーニングを取り入れていただくことで、なるべく早く入れ歯の違和感に慣れ、快適に過ごすことが出来ます。

3. 入れ歯にどうしても慣れないときの対策

入れ歯に慣れるためのトレーニングを積極的に行っていても、人によってはなかなか入れ歯に慣れず、違和感を感じることがあるかもしれません。
入れ歯にどうしても慣れないときには、次のように対処するのが良いでしょう。

➀装着時間を短くする

痛みが伴うなど、長時間の装着が難しい場合は、短時間の着脱を繰り返し試してみましょう。
例えば、食事の時のみ装着するなど、少しずつ段階に分けて慣れていくことが大切です。

➁歯科医師との相談

入れ歯を装着してから1か月~2か月ほど経過しても一向に使用感に慣れない時や痛みを感じる時は、入れ歯が合っておらず、調整が必要な可能性があります。
無理に我慢をせずに、必ず歯科医院に相談しましょう。
調整を行うことで、入れ歯のフィット感を向上させ、快適な使用感を得られます。

入れ歯に慣れるためには、時間と継続的な努力が必要です。
あまりにも長く違和感を感じる場合には、歯科医師の診断を受けることで快適に入れ歯を使用できるようになるでしょう。

4. 入れ歯を長く快適に使用するために

一度慣れた入れ歯を長く快適に使用するためには、適切なケアとメンテナンスが重要です。

➀入れ歯の清掃

入れ歯を快適に使用するためには、毎日の清掃が欠かせません。
毎食後、口の中に付着した食べ物の残りカスを綺麗に落としましょう。
この時、通常の歯ブラシより硬く、大小二つのブラシが付いた入れ歯専用ブラシを使用するとより細部まで磨くことができます。
夜、入れ歯を外したときは、専用の洗浄剤を使って入れ歯を洗浄し、きれいな水に浸けて保管しましょう。

➁口の中のケア

入れ歯を装着したままで過ごしていると、自分の歯や舌、歯茎といった口の中の状態が見えにくくなります。
必ず入れ歯を外して、自分の歯や舌、歯ぐきも歯ブラシや薬用マウスウォッシュを使用したケアを行ってください。

➂入れ歯の調整

徐々に歯茎の形状が変わり、入れ歯のフィット感が低下することがあります。
定期的に歯科医院で調整することで、快適に使用できる状態を保つことができます。

適切なケアとメンテナンスを行うことで、慣れた入れ歯のフィット感を長く保ち、快適にお使いいただくことができます。
ファミリーとシニアの歯科医院 イオン福島診療所では入れ歯を快適にご利用いただくために、入れ歯のご説明を丁寧に行っています。
お悩みのことがありましたら、お気軽にご相談ください。


監修
 ファミリーとシニアの歯科医院 イオン福島診療所
院長・歯科医師 山下 敬太



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1. 入れ歯が合わない原因

2. 合わない入れ歯を使い続けるリスク

3. 入れ歯が合わない不快感を改善する方法

 

1. 入れ歯が合わない原因

咀嚼しづらい…話しづらい…顎の関節やお口の中が痛む…など、入れ歯が合わないことで違和感を感じることはありませんか?
その原因には、次のようなことが考えられます。

➀入れ歯の形が適切でない

入れ歯の材質や設計が患者さんのお口の中に適していないことで、入れ歯の装着時に違和感や不具合が生じることがあります。

➁入れ歯の劣化

入れ歯は長期間使用することにより、劣化して歪んだりすることがあります。
また、長期間使っているうちに入れ歯が摩耗してしまい、フィット感が失われることもあります。

➂口内環境の変化

年齢とともに、歯がない部分や入れ歯と接する部分の歯ぐきが変形したりすることがあります。
口内環境が変化すると、歯ぐきの炎症やトラブルが生じたり、これまで適切にフィットしていた入れ歯が徐々に合わなくなることがあります。

➃骨の変化

入れ歯を支える土台となる顎の骨は日々古い骨を分解し、新しい骨が作られる新陳代謝が起きています。
年齢を重ねると新陳代謝が活発でなくなるため、新しい骨が作られるスピードが追いつかず、土台となる骨が小さくなります。
その結果、入れ歯が合わなくなり、痛みが生じる可能性があります。

これらのように、入れ歯が合わない原因は多岐にわたりますが、適切なに対処することで改善することができます。

2. 合わない入れ歯を使い続けるリスク

入れ歯が適切に合っていない状態で使用を続けると、お口の中にさまざまな問題が生じる可能性があります。

➀口内の損傷

入れ歯が合っていないと、口内の粘膜を傷つけることがあります。
摩擦や圧力が原因で口内炎の発生が慢性化したり、傷口から細菌感染することが考えられます。
また、入れ歯が合わないことによる痛みや違和感により、口内の清掃が行き届かなくなり、食べ物のカスが溜まりやすく、口臭の原因となることもあります。

➁咀嚼機能の低下

入れ歯がきちんと合っていないと、噛み合わせの力やバランスが不安定になり、咀嚼が困難になることがあります。
栄養不足や消化器系の問題を引き起こす恐れもあるため、全身の健康維持にも影響を及ぼします。

➂骨の変形や吸収

入れ歯が適切にフィットしていないと、歯ぐきや顎骨に不均等な圧力がかかり、顎の形状が変形したり、過剰な骨吸収(古い骨が分解されること)を促進してしまう場合があります。
この状態が続くと、入れ歯のフィット感をさらに悪化させる要因となります。

このようなリスクを避けるためには、歯科医院での定期メンテナンスを受け、入れ歯を調整することが重要です。
入れ歯が合わずお悩みの方は、お気軽に当クリニックまでご相談ください。

3. 入れ歯が合わない不快感を改善する方法

入れ歯の使用感に違和感や、痛み・不快感を感じていると、日頃の生活の中でストレスを感じ、支障をきたすことがあります。
これらの違和感・不快感を改善するために効果的な方法を原因別にご説明します。

➀入れ歯の形や劣化が原因の場合

歯科医師の診断を受け、入れ歯を調整しましょう。
入れ歯の調整には、歯科医師の専門的な知識と技術を用いた精密な調整が必要です。

➁口内環境が原因の場合

歯茎の炎症や歯周病など、お口の中で生じている疾患が原因の場合、それらの治療が必要です。
症状を改善するためには、正しい歯磨きなどの適切な口内ケアと歯科医師による診療を継続的に受けることが重要です。
予防・早期発見のためには、日頃から口内ケアを徹底することと、定期的な歯科医院でのメンテナンスを受診することが効果的です。

➂入れ歯を使い始めたばかりの場合

新しい入れ歯に慣れるまでの過程で、違和感や痛みを感じることがあります。
これは、いくらかの時間が経つと、症状が軽減されることがほとんどですが、長期間違和感が続く場合は、歯科医師へ相談することが望ましいです。
使い始めたばかりであることの他に、入れ歯の違和感・不快感の原因が見つかるかもしれません。

入れ歯は、個々の口内環境を精密に診断し、作成・調整する必要があります。
また、作成・調整の適合性に加え、日頃の口内ケアの徹底・歯科医院での定期メンテナンスによって、フィット感の維持が期待できます。

当クリニックでは、患者さんの口内環境を丁寧に診断し、患者さんが抱えるお悩みに寄り添いながら解決策をご提案いたします。
入れ歯の使用感に関する不安やお悩みがありましたら、ぜひ当クリニックまでお気軽にご相談ください。


監修
 ファミリーとシニアの歯科医院 イオン福島診療所
院長・歯科医師 山下 敬太



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1. 入れ歯の種類とそれぞれの特徴

入れ歯には主に2種類、総入れ歯と部分入れ歯があります。

➀総入れ歯

総入れ歯は、歯が全て無くなってしまった場合に使用される入れ歯です。
上顎と下顎にそれぞれ1枚ずつ、合計2枚の入れ歯が用意されます。
総入れ歯の最大の特徴は、固定源がないため、作製が非常に難しく、患者様自身の慣れも必要とすることが挙げられます。
できることなら総入れ歯になる前に歯科医院に来院し、ご自身の歯をなるべく守ってあげるようにしましょう。

➁部分入れ歯

部分入れ歯は、歯が部分的に欠損している場合に使用される入れ歯です。
クリップや金属のアタッチメントを利用して、残った自分の歯に取り付けることができます。
部分入れ歯の最大の特徴は、自分の歯と隣接する部分が安定しているため、咬み合わせや機能面での問題が少ないことです。

当クリニックでは、患者さんのお口の状態やニーズに応じて最適な入れ歯をご提案していますので、お気軽にご相談ください。

2. 入れ歯の材質の特徴

入れ歯の材質とその特徴についてお話させていただきます。

➀アクリルレジン製の入れ歯

アクリル樹脂を使用した入れ歯は、最も一般的であり、コストパフォーマンスに優れています。
色や形が調整しやすいため、自然な見た目が実現できます。
ただし、アクリル入れ歯ではフィット感が劣ることがあるため、適切な調整が大切です。

➁金属を用いた入れ歯

金属を使用した入れ歯は、非常に丈夫で長持ちします。
また、軽くフィット感が高いため、快適に使用できます。
しかし、金属入れ歯は、アクリル入れ歯に比べて高価です。
また、金属アレルギーの方にはおすすめできません。

➂シリコン剤などを用いた入れ歯

この入れ歯は、柔軟性のある特殊な樹脂が使用されており、金属アレルギーの心配がありません。
また、歯にやさしく密着するため、ストレスを感じずに使用できます。
ただし、この入れ歯は、耐久性に劣ることがあります。

それぞれ材質によって特徴があるため、口腔の状況やご要望に合わせた、最適な入れ歯を選択することが重要です。
当クリニックでは、患者さんのお悩みや要望に合わせて、幅広い種類の入れ歯を取り揃えております。
どの材質がご自分に合っているのか迷われる方は、お気軽に当クリニックまでご相談ください。
現在の口腔の状況をお伺いし、最も適切な治療法や入れ歯の材質をご提案させていただきます。

3. 入れ歯を選ぶポイント

入れ歯を快適に使用できるように入れ歯の選び方のポイントをご紹介いたします。

➀適切なフィット感

入れ歯は、歯列や咬合面がしっかりとフィットしていることが重要です。
フィット感が良い入れ歯を選ぶことで、違和感を軽減し、食事や会話がスムーズになります。
当クリニックでは、患者さんの口腔内状況を詳細に測定し、個々に合わせた入れ歯の設計を行っております。

➁材質選び

入れ歯には、金属や樹脂など様々な材質があります。
金属製の入れ歯は、耐久性に優れていますが、見た目が悪くなることがあるため、表側の部分には樹脂を使用することが一般的です。
樹脂製の入れ歯は、軽くて丈夫であり、見た目が自然ですが、金属製に比べて耐久性が劣ることがあります。
患者さんのニーズや予算に応じて、適切な材質の入れ歯を選ぶことが大切です。

➂クリーニングの容易さ

入れ歯を長持ちさせるためには、適切なクリーニングが欠かせません。
そのため、構造や形状がクリーニングしやすいタイプの入れ歯を選ぶことが重要です。
当クリニックでは、お手入れのしやすさを考慮した入れ歯の提案もさせていただくことができます。

入れ歯選びは患者さんにとって大切な決断です。
当クリニックの歯科医師と共に、最適な入れ歯を見つけて、快適な日常生活を取り戻しましょう。
何かご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

4. 入れ歯が合わないと感じる場合の対処法

入れ歯を使用している患者さんとしては、何らかの理由で入れ歯が合わないと感じることがあります。
そんな時に当クリニックの歯科医師として、患者さんに対してどのようなサポートができるかを紹介いたします。

まず、入れ歯が合わないと感じる理由はさまざまです。
たとえば、顎の骨が変形したり、歯茎が肥厚したり、経年変化によって入れ歯が緩くなったりすることが挙げられます。
これらの問題を解決するために、当クリニックでは以下のようなサポートを行っています。

➀入れ歯の調整

入れ歯が緩く感じる場合や、歯茎に当たって痛みがある場合など、患者さんが快適に使用できるように入れ歯の調整を行います。
これにより、痛みや違和感が改善され、入れ歯が馴染むのに必要な期間を短縮することができます。

➁ソフトリライナー(柔らかい裏装剤)での対応

患者さんの口腔内状況に合わせて、ソフトリライナーと呼ばれる柔らかい素材を利用して、入れ歯の内側を調整します。
これにより、骨や歯茎にやさしい圧力がかかり、痛みや違和感が軽減されます。また、長期使用で摩耗した部分を補修することもあります。

➂新たな入れ歯の作製

入れ歯が大幅に収縮・変形してしまった場合や、長時間の使用により修復が困難な場合は、新しい入れ歯を作製することを検討します。
患者さんの口腔内状況に合わせた入れ歯を作製することで、以前の状態を改善し、適切な咬合が得られるようになります。

➃フォローアップ

入れ歯を装着した後も定期的に患者さんの口腔内状況をチェックし、適切なメンテナンスを行います。
これにより、入れ歯の調整や補修、適切なケア方法の指導などを継続的に提供できます。

当クリニックでは、これらのサポートを通じて患者さんが快適に入れ歯を使用できるように努めています。
万が一、オーダーメイドで作製された入れ歯が合わないと感じる場合は、お気軽にご相談ください。


監修
 ファミリーとシニアの歯科医院 イオン福島診療所
院長・歯科医師 山下 敬太



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1. 入れ歯が外れる主な原因

入れ歯が外れる原因は大きく分けて、次の四つに分類されます。

➀入れ歯の適合不良
➁口腔内の組織の変化
➂歯の喪失に伴う骨の吸収
➃使用時の不注意

 

➀入れ歯の適合不良

入れ歯はそれぞれの患者さんの口腔内に合わせて作られますが、時には適合しない場合があります。
例えば、入れ歯のベースが適切な形状でなかったり、支持する部分の圧力が偏っている場合、うまく嵌らないことがあります。
こうした場合は、歯科医師や歯科技工士と相談し、修正や調整を行うことで解決できます。

➁口腔内の組織の変化

患者さんの口の中は、加齢や抜歯後の経過によって、組織が変化することがあります。
それにより、入れ歯の適合が悪くなってしまうことがあります。
口腔内の状態を定期的にチェックし、必要に応じて入れ歯を調整することで、適合性を保つことができます。

➂歯の喪失に伴う骨の吸収

歯がなくなった部分の骨は、次第に吸収されます。
骨が吸収されると、入れ歯の床が適切に安定しなくなるため、より外れやすくなります。
この問題では、定期的な口腔内のチェックと、適宜入れ歯の調整で対処することが重要です。

➃使用時の不注意

食事中のかみ合わせや発音の仕方、入れ歯の取り扱いが適切でない場合、入れ歯が外れやすくなります。
正しい使い方に慣れることで、入れ歯が外れるリスクを減らすことができます。

どの原因にも当てはまらない場合は、当クリニックにご相談いただければ、責任を持って対応させていただきます。
入れ歯の適合性や状態に関するお悩みや疑問がある場合は、遠慮なくご相談ください。

2. 入れ歯が外れないための対処法

 

➀入れ歯の適切なフィット感を保つ

入れ歯がぴったりと口の中にフィットしている状態こそ、外れにくく、安心して使用できる状況と言えます。
定期的に歯科医師による調整を行って、いつも最適な状態で使用できるようにしましょう。
当クリニックでは、患者さんに合った入れ歯の調整やアフターケアをサポートしています。

➁アタッチメントの使用

入れ歯の安定性を向上させるために、適切なアタッチメントの使用をおすすめします。
これは、入れ歯を支えるために用いられる装置で、適切に取り付けられることで、入れ歯がずれたり外れたりするリスクを軽減します。
さまざまなタイプのアタッチメントがありますので、歯科医師と相談しながら最適なものを選ぶことが大切です。

➂入れ歯に無理な力をかけない

入れ歯が外れる原因の一つに過剰な力がかかることが挙げられます。
例えば、硬いものを噛んだり、大きな力で噛まなければならない食べ物は避けるよう心掛けましょう。
これによって無理な力が入れ歯にかからず、長期間快適に使用できるようになります。

➃入れ歯固定用のクリームの使用

さらに、入れ歯固定用のクリームを使うことで、外れにくい状態を作ることができます。
これらの製品は歯科クリニックやドラッグストアで購入できますが、効果や使い方には個人差がありますので、歯科医師に相談してください。

➄口腔内の筋肉を鍛える

口腔内の筋肉を鍛えることも入れ歯をしっかりと固定するのに役立ちます。意外かもしれませんが、これがかなり重要な要素であったりします。
簡単な口腔体操などを行うことにより、舌や顎の筋肉が鍛えられ、入れ歯が適切な位置に保たれるようになります。

当クリニックでは、患者さんのフィット感や快適さを考慮し、適切な入れ歯の調整やアフターケアを提供しています。お気軽にご相談ください。

3. クリニックがおすすめする外れにくい入れ歯

当クリニックでは、歯科医師が患者さんのニーズを十分に考慮した、外れにくく機能性に優れた入れ歯を作製しています。
以下に、当クリニックが患者さんにおすすめする外れにくい入れ歯をご紹介します。

➀やわらかい特殊入れ歯

入れ歯の裏に生体シリコンをクッションとしてコーティングしており、かつ金具(クラスプ)がないため、審美的にも優れていることが特徴です。
お口にフィットし外れにくいのも特徴です。

➁ インプラント入れ歯

インプラント入れ歯は、インプラントを土台にして固定する入れ歯です。
インプラントは顎骨に埋め込まれるチタン製の人工歯根で、これに入れ歯を固定するため、非常に安定しています。
利点としては、装着感が優れ、噛む力が自然歯に近く、審美性も高い点が挙げられます。
しかし、手術が必要であり、治療期間が長く、費用も高額になることがデメリットです。

また、入れ歯は定期的なメンテナンスが欠かせません。
適切なケアと調整が行われることで、外れにくい入れ歯の効果が維持され、お口の中の健康も保たれます。

これらの外れにくい入れ歯を選ぶ際には、患者さんの歯並びや歯の状態、咬み合わせなどを考慮した上で、最適なものを選定することが大切です。
当クリニックでは、歯科医師が一人ひとりのニーズに応じて最適な入れ歯を提案し、患者さんが快適に過ごせるようサポートしています。


監修
 ファミリーとシニアの歯科医院 イオン福島診療所
院長・歯科医師 山下 敬太



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