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入れ歯がしゃべりにくい原因と効果的な対策

▼目次

1. 入れ歯がしゃべりにくい理由

入れ歯を使用する際に、しゃべりにくさを感じる原因はいくつか考えられますが、主な理由として以下の4つが挙げられます。

➀入れ歯の不適合

入れ歯が歯茎にしっかりとフィットしていない場合、発音がうまくできず、しゃべる際に違和感を感じることがあります。
入れ歯がずれることで、摩擦が発生し、痛みや不快感を伴うことがあります。
この場合は、歯科クリニックに相談し、入れ歯の調整を行ってもらうことが解決策となります。

➁口腔内の筋肉の不慣れ

入れ歯を使用することで、口腔内の筋肉が通常と異なる動きをするため、最初は慣れが必要です。
筋肉が入れ歯に適応するまでには、個人差がありますが、少しずつ練習を重ねることで改善されることが多いです。
例えば、「たたみ」「そそぬれ」「さかさま」といった言葉を繰り返し練習することで、徐々に発音の改善が期待できます。

➂口腔内のケア不足

入れ歯を外した際には、きちんとブラッシングを行い、口腔内を清潔に保ちましょう。
適切なケアをすることで、口腔内環境が整い、入れ歯の長持ちにもつながります。

➃入れ歯の選択ミス

現在は様々な種類の入れ歯があり、それぞれ特徴が異なります。
どのタイプの入れ歯が自分に適しているか、歯科医院と相談し、適切な選択を行いましょう。

適切な入れ歯の調整や、効果的な練習・定期的なケアに努めることで、しゃべりにくさの改善が期待できます。
どんな悩みでも遠慮なくご相談ください。

2. 自宅でできる簡単な入れ歯ケア方法

入れ歯を使用している方は、入れ歯の適切なケアが大切です。
以下に、自宅で行える簡単な入れ歯ケアの方法を紹介します。

➀入れ歯の定期的なクリーニング

入れ歯は毎日の使用により汚れや細菌が付着します。
朝晩のブラッシング時に、入れ歯用のブラシや専用のクレンザーを使って、入れ歯の汚れを落としましょう。
研磨剤が入っていない歯磨き粉も使用可能です。

➁食事後のケア

食事の後は、口の中に食べ物のかすや細菌が残ります。
時間がなかったとしても、入れ歯を取り外し、入れ歯を水かぬるま湯で軽く洗い流すだけでなく、うがいも行なってから、口腔内に戻しましょう。

➂入れ歯の保管方法

入れ歯は使用しない時間帯にも、適切なケアが必要です。
寝る前には、清潔な入れ歯用のケースに保管し、乾燥を防ぐために水か入れ歯用洗浄液に浸けておきましょう。できるだけ、入れ歯用洗浄液に浸しておくことをオススメしております。

➃口腔内のケア

残っている歯や歯茎、舌も適切なケアが大切です。
歯ブラシやデンタルフロスを使って、口内環境を清潔に維持しましょう。

以上が、自宅でできる簡単な入れ歯ケア方法です。
入れ歯のケアは、快適な使用感と口内環境の維持につながります。ぜひ、日々のケアに役立ててください。
もし、何かお困りや不安がありましたら、お気軽に当クリニックまでご相談ください。

3. クリニックで受けられる入れ歯の調整や改善について紹介

まず、入れ歯の不具合でよくある悩みとして、痛みがあります。
痛みは、入れ歯が歯肉に適切にフィットしないことで発生することが多いです。
また顎の骨が痩せて、歯肉の形態が経年的に変化していくことも原因となります。
どちらの場合も、定期的な調整が必要です。

クリニックでは、まず患者さんのお口の状態をしっかりと確認し、入れ歯の状態を評価します。
その上で、入れ歯の精密な調整や修理を行い、患者さんにとって適切なフィット感を目指します。
例えば、バネの交換やクッション材の追加などが該当します。

また、入れ歯の装着感が悪い場合や、かみ合わせが悪い場合には、入れ歯の全体的な調整や再作製などを行います。
これにより、噛む力が向上し、食べ物を楽に噛むことができるようになります。
さらに、話す際の発音がしやすくなり、コミュニケーションが円滑になります。

歯科医院での入れ歯の定期的なケアも重要になってきます。
入れ歯の清掃やメンテナンス、噛み合わせの微調整は、定期的に受けることをおすすめします。
クリニックでは、プロの技術によるケアが受けられ、入れ歯の寿命が延びるだけでなく、口腔内のトラブルも予防できます。

入れ歯でお悩みの方は、ぜひ一度当クリニックにご相談ください。

4. しゃべりやすい入れ歯を選ぶポイント

以下のポイントに注意して入れ歯を選ぶことで、快適な入れ歯が手に入るでしょう。

➀審美性を重視する

入れ歯を使用する際、見た目の自然さを重視することも重要です。
天然歯に近い見た目の入れ歯を選ぶことで、口元が自然に見えるため、しゃべりやすさにもつながります。

➁正しいサイズを選ぶ

入れ歯の適切なサイズを選ぶことは、しゃべりやすさに直結します。
歯科医師と相談しながら、自分の口腔内に合ったサイズの入れ歯を選びましょう。
また、必要に応じて調整することも忘れずに。

➂口腔内の状態を確認する

口腔内に問題がある場合、入れ歯のフィット感が悪くなり、しゃべりにくさを引き起こすことがあります。
口腔内の状態を適切に改善し、最適な入れ歯を選ぶことが可能です。

➃入れ歯の素材を選ぶ

入れ歯の素材には、金属やプラスチックやシリコンがありますが、それぞれの特徴を理解し最適なものを選びましょう。
それぞれメリットやデメリットがあり、患者さんのニーズによっても、最適な材質が異なることもあります。
まずは歯科医院で、ご自身の希望を伝えて、相談してみましょう。

➄クリーニングとメンテナンス

どんなにしゃべりやすい入れ歯であっても、適切なクリーニングとメンテナンスが行われていなければ、あっという間に不具合が生じてくるでしょう。
丁寧なクリーニングと定期的なメンテナンスを心掛けましょう。

以上のポイントに注意することで、ご自身にとって快適な入れ歯が見つかるはずです。
口腔内の状態や素材選びなど、患者さん一人一人の状況に合わせて最適な入れ歯を選ぶことが大切です。
わからないことがあれば、お気軽に歯科医院に相談し、より良い入れ歯生活を送りましょう。


監修
 ファミリーとシニアの歯科医院 イオン福島診療所
院長・歯科医師 山下 敬太



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